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「世界一小さな上映会」

「世界一小さな上映会」

寒空の福岡の下、映画館に足を運んだ日。

今年1月、福岡ソラリアプラザのTOHOシネマズにて「世界一小さな上映会」が開かれた。

「世界一小さな上映会」は、主催者の末棟さんが、ご友人たちに『来年映画つくる!』と宣言したところからはじまった。
「映画館で作品を流したい」という熱い思いのもと、無名のクリエイターや学生、プロの作品が同じスクリーンに並ぶ多様性に富んだ上映会。

退路を断つためにまず映画館を押さえ、上映を現実にしてしまう漢気と実現力。
そのエネルギーに私たちも背中を押された。


大スクリーンに映し出された、二つの生き様

第一回目となる今回は、3分〜50分程度のショートフィルム計12作品を上映。

その中で、私たちが取り組むプロジェクト「Switch On Life」から、お茶農家「豊好園」さまと、エイサー「前兼久青年会」さまの映像の2本を上映していただいた。

静岡の両河内でお茶の栽培から販売までを一貫して手がける「豊好園」さま。
沖縄県恩納村の小さな町で、伝統舞踊エイサーに熱心に取り組む「前兼久青年会」さま。

それぞれの場所で生き様と伝統を守り続ける人々に密着し、撮影させていただいたドキュメンタリー映像。

私たちのことも、プロジェクトの背景も何も知らない観客の皆さんに届く場所。
事前の情報がないからこそ、まっさらな状態でどう受け止められるのか、胸が高鳴る思いで当日を迎えた。


暗転し、映像が始まる。
何度も見返してきたはずの映像。
大スクリーンと全方位から響く音響の中で見ると、改めて息をのむほどの迫力だった。

台本のない、ドキュメンタリーだからこそ生まれた一瞬一瞬が形になり、スクリーンの中で生き続けている。
映し出されていたのは、間違いなくそこで美しく生きる人たちだった。
それを鮮明に感じられたのが何より嬉しかった。


上映後には、登壇して簡単に企画内容をお伝えする時間をいただいた。

ブライダルを手がける私たちが、「人を撮る」という視点から日本の伝統文化に携わる人たちを撮影し、発信していく理由。
見た人たちが、今日をちょっと好きになれる。そんな「人生のスイッチ」になりたいという想い。

映画館という特別な空間で、自分たちの声で直接想いを届けられたことも今回の大きな収穫だった。

上映会後の懇親会では、映画に向き合うクリエイターや異業種の方々と熱い想いを語り合う、貴重な時間を過ごした。

その中で、「Switch On Life」について、「インタビュー時にあんな近距離で撮影しているのが衝撃的だった」という声をいただいた。
それはまさに、私たちが「人を撮る」という視点で向き合っているからこそ生まれた距離感だったのだと。
現場の生の空気感がしっかりと観客に伝わっていたことを実感し、大きな手応えを得ることができた。

また、早くも来年2月に第二回「世界一小さな上映会」を開催する企画も走り出していた。
今年よりもさらに大きい会場を予約済みだという末棟さんたちの話を聞き、常に未来を追いかけ挑戦し続ける姿に大きな刺激を受けた。


映画館での上映を終えて

自分たちが想いを込めて携わったプロジェクトが大きなスクリーンに映し出され、多くの方に届く。
走り続けたこの1年間の想いがあふれ、胸が熱くなる瞬間だった。

と同時に、どれほど想いがこもったものができても「届ける努力」をし続けることが大事という現実的な課題も改めて実感。
様々な情報が溢れるSNS時代の中で、どうすればこの活動の真価を知ってもらえるのか。
この課題と真摯に向き合いながら、末棟さんのように次の機会を追い続ける挑戦を止めることなく走っていきたい。


近々、今後の活動報告もさせていただきますので、ぜひご期待ください。


「世界一小さな上映会」
企画・主催:StudioPEN(代表:末棟和也氏)
HP:https://info163929.wixsite.com/studiopen
instagram:https://www.instagram.com/worlds_smallest_film_screening/


ラヴィ・ファクトリー
山本 楓花